豊穣の秋!稲刈りのシーズンがやってきました【稲作スクール・yuine project】

神戸・淡河では、9月~10月にかけて稲刈りが行われます。

6月に稲作スクールの参加者さんが植えた苗も立派な稲穂へと成長しました。

待ちに待った稲刈りシーズンの到来です!

予想外に大豊作になった淡河のお米

大豊作となった今年ですが、田植えから稲刈りまで、決して楽な道のりではありませんでした。

6月の田植えから、日々の水の管理、自然農法だからこそ必要となる除草作業。

それだけでも大変なのですが、今年の淡河は梅雨から夏にかけて雨がほとんど降らない「空梅雨」でした。

水が必要な時期に十分に水を与えられない日々が続き、どんどん干からびていく田んぼを見ては、不安を覚える日も少なくありませんでした。

そんな戦いを乗り越え、ついに迎えた収穫のとき。例年に比べ、今年の穂はしっかりと実り、重みで稲が倒れてしまうほど。

田んぼ一面に広がる黄金の絨毯は、田んぼに携わっていただいた方全員の努力と愛情の賜物です。

食のありがたみを肌で感じる

稲刈りは機械を使わずに、昔ながらの「手刈り」で行います。

講師のレクチャーを受け、早速刈り取っていきます。

初めての手刈り作業に戸惑う声もありましたが、だんだんと慣れてスピードアップ!

手刈りは手間も時間もかかりますが、大変な思いをする分、食のありがたみを肌で感じることができます。

天日干しで旨みを凝縮!日本の伝統的な乾燥方法

収穫した稲は、次の大切な工程へと進みます。

機械乾燥ではなく、日本の伝統的な方法である「稲架掛け(はさがけ)」で天日干しを行うのです。

稲架掛けをして太陽の光と自然の風で、ゆっくりと稲を乾燥させます。

天日干しが大切な理由

天日干しを行うことで、稲の栄養分がゆっくりと時間をかけて粒全体に行き渡り、お米本来の旨みと甘みが凝縮されます。

また、乾燥させることで、長期保存をしてもお米のおいしさが損なわれにくくなるメリットもあります。

あとは、太陽と風の力に任せ、お米が一番おいしい状態になるのを待ちます。

11月には脱穀作業を行い、お米の仕上がりを確かめます。

稲作スクール「yuine project」とは?

稲作スクール「yuine project」では、自然栽培による稲作を学ぶことができます。

自然栽培は、農薬や有機・化学肥料を使用せず、太陽、水、土の力、稲がもつ本来の生命力を活かしながら栽培する方法です。

自然に寄り添った栽培方法ですので、家族が安心して食べられる米をつくれるようになります。

自分で食べ物を育てるという貴重な体験や自然環境の中でのびのびと過ごすことは、大人にとっても、子どもにとっても、かけがえのない学びとななるでしょう。

稲作をとおして、安心安全な食、環境にも自分にもやさしい農を実践していきませんか?

▶稲作スクール「yuine」について詳しくはコチラ

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