コミュニティに有効なエッセンス「農」とは

「もし今の暮らしに不安や孤独を感じているなら、自分で暮らし(コミュニティ)をつくりませんか?」

そのためにできること。

それが「スモール(小さくて)&サスティナブル(持続可能な)コミュニティをつくること」です。

2012年頃から世界のエコビレッジや先進的なコミュニティを視察して、それは確信に変わりました。

環境保全型農業による自給自足、オルタナティブなスクール、地域通貨、コミュニティ内での起業、自然エネルギー、独自の税金システや福祉などなど。

世界では市民が立ち上がり、これらすべてを市民自らの手でつくっていました。

それから日本に戻り10年以上自分なりに実践してきましたが、

コミュニティといってもイベントレベルだと一過性になってしまい、いずれ消えゆく運命にあります。

そのために、必要なことがサスティナビリティ(持続可能性)をもたせること。

ではどうすれば持続可能性をもたせることができるのか?

その方法はいくつかあると思いますが、私が実践している超重要なエッセンスが「農、育、協」です。

この3つのエッセンスで活動していれば、自ずと持続可能になっていきます。

まず「農」は、食でもあります。

私たちは食べないと生きていけないため、農をして作物を育てることは死ぬまで付いてくるものです。

もちろん買えば済んでしまうことですが、もしあなたが少しでも農に関心あるなら自分で作った方が何倍もお得です。

まず自分で作ることで、もぎたて新鮮な農産物を食べることができる。

スーパーで売っているものは大半が収穫して数日経過しているため、もぎたてには到底及びません。

そして、環境に考慮した農産物をつくる。

オーガニックは手間がかかる分、価格も高いですが、自分でつくればタダです。

ただ、農作業を一人でしていると時に苦行になることも。

そんな時、小さなコミュニティをつくってみんなでやれば、ワイワイ話しながら、楽しみながら作業できます。

子どももいれば、自然と食育や環境教育をすることもできます。

都会だとしてもプランターやバケツ稲などで農作業することはできます。

どうしても今日行けない!なんてときも仲間がいれば代わりにやってもらい、支えあう関係もつくれます。

現代社会はお金さえ払えば、一人で生きていける仕組みをつくってしまいました。

その代償として人とのつながり、コミュニティを失いました。

SNSが流行っているのもこの失ったつながりを求める裏返しなのかもしれません。

本来人はコミュニティをつくって、支えあいながら生きていく生き物です。

とはいえ、現代社会ではコミュニティをつくるきっかけがないのも現状です。

出会いにおいても最近の若い人は出会い系サイトを使うしかないのも現状で、かくいう私も出会い系サイトで出会い、結婚しました(笑)

そのコミュニティをつくるきっかけにしやすいのが、農であり、育なんですが、農をするなら最低でも週に1回は集まる必要性がでてきます。

放置していればすぐに畑や田んぼは草まみれになるからです・・

この半ば強制的に集まらなければいけないという習性がコミュニティを形成します。

人は顔を合わせる回数が増えるほど、親近感を抱きやすいものです。

イベントでは徐々にネタ切れになっていずれ消えていくのですが、この農作業は死ぬまで続けることもできます。

これが、持続可能性になりやすい理由です。

食は心ともつながっているため、新鮮で安全なものをたべることは心身ともに健康でいるためにも大切なことです。

直接身体に入れるものなので、影響も受けやすい。

自分の食べるものを自分で作るということはとても重要な意味があります。

この「農」とすごく相性が良いのが、次のエッセンス「育」になります。

サステイナブルコミュニティに必要な要素「育」 とは?

サステイナブルコミュニティプランナー(SCP)養成講座

    コミュニティに有効なエッセンス「農」とは” に対して2件のコメントがあります。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です